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じわじわと蝉が合唱している声が遠く聞こえていた。
今日は今年一番の猛暑だとか、ニュースでは日々記録が更新され続けている。
煩わしいなにかから逃避するように、あなたは林の奥へと足を進めていた。
無造作に踏みしめた雑草をかき分けて辿り着いた先には、
打ち棄てられた小さな古いバスがぽつんとあった。
そして――。
「迷子?って訳でもないか。高校生だもんね」
木々の隙間から差し込む陽光をキラキラと反射させ、
誰かが屋根に腰掛けていた。
其処は、
キミたち二人だけの小さな秘密基地。